2024年12月7日

2024年12月7日にシュウゴアーツ 六本木に訪問しました。

小林正人「画家の肖像 ―『MK』出版記念展」は、絵画の根源と作家の存在を問い直す濃密な時間でした。40年にわたる軌跡を辿る画集『MK』の重みを感じながら観る新作群は、キャンバスを超えて“生きられた絵画”そのものでした。「画家の肖像」シリーズには、絵筆を咥えた馬というモチーフに象徴されるような、時代や常識を超える自由な想像力が宿っており、観る者の内面にも静かに波紋を広げてきます。絵画の可能性を信じさせてくれる展覧会でした。